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今週のアルバム10選
失恋船長 (2025-07-04 17:10:38)
『ヘヴィメタルが聴きたい㊵』


①Kanto 宣戦布告 Kansai
1985年にリリースされたコンピ作
当時の国産メタルシーンは西高東低なイメージがあったから
こういうタイトルなのか?
どちらとも取れるのだが
今作でしか聴けないバンドもいるので貴重な作品
当然誰も知らないレーベルからリリースされたのでCD化は勿論だが配信もない
どのバンドも似たような方向性が多いので
聴いていてもの足りなさを覚える
互いの良いところを殺し合っているコンピ作だ
しかし愛着はもの凄くある
それはセールスやランキングなど差し込む余地のない重要な価値観が存在する
アナログをデジタル化して音質良くしたものあるが
個人的にはオリジナル音源しか聴かない
昭和歌謡ニューミュージックと通過したバンドサウンドばかりだ
その垢抜けなさがたまらん






②DEAD EYED SPIDER - SHOW ME YOUR BLOOD
最近無料で簡単にチェック出来るが為に
若者向けの音楽を少し聴きすぎた
ワシにはこういう骨太な古典ヘヴィネスサウンドが丁度良い
揺れ戻し効果を生んでくれる
歌い手の千田が凄いパフォーマンスを見せてくれる
もっと有名になれる逸材だ
メルローズのギターがミュージシャンとして生きていたとは感激です








③Megadeth - Rust In Peace
マーティ・フリードマンが加入した相乗効果
メロディの質も幾分親しみ役なり
毒気に汚染されずに済そうなんて思っていたら
この濃密な世界に洗脳されそうだ
売れきったバンドにこの当時のマインドをと行っても無理だが
歴史の転換期になるような作風をシーンに叩きつけてきた




 
④DESTRUCTION - The Antichris
大人げないオーソドックスなスタイルに回帰した意欲作
そこまでやるかだが古風なスタイルを堅守しただけではない
目線の先にあるのは現代のメタルシーン
彼等はそういうシーンを無視する事無くやるべき道筋を立てた
スラッシュメタルの血脈を守るジャーマンスラッシャー




⑤44Magnum  - Still Alive
未完成な作品をリリースした関係者の苦悩
しかし世に埋もれるには惜しい作品でもある
初期の流れを汲みつつもワンステージ上に上り詰めている
やはりマグナムにはハードなサウンドがよく似合う

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